これは希望的観測

思ったことをつらつらと

同担との距離

同担とは



私は幼少期からオタクをしているが、同じ作品、同じグループの推しと会ったことはあるが担当被りになったことが無い。

自慢じゃないが周囲と推しがかぶらない。


だからずっと平和だったし寂しかったし同担との会話に憧れた。


V系のライブに行く時も私には決まった相方がいなかった。

年上の方に何故かよくしていただくことがほとんどだったけど、その人が就職等と忙しくなっていくうちにそのバンドは解散していた。


それからは学校の友達と二次元を推したり同人活動やコスプレ、声優推しと忙しかった。

この頃も同じ作品について語れる仲間はいたが同担には何故か恵まれなかった。

1人で行動することが苦ではなかったしなにより気楽だ。

その声優さんのことを妄想の彼氏と称して遠征もしたしイベントや握手会にも行った。もちろん1人で。

旦那に話すときは妄想の元カレで通っている。

ファンレターは読み返すと気持ち悪くてどうしても破り捨ててしまい、誕生日だけのバースデーカードに留めていた。

あんなにガチ恋だったのにファンレター童貞を捨てたのは今の推し。

一年もしないうちにすごい数書いてる。




女性には結婚出産というなかなかに大きなイベントがある。

結婚出産を経て、いつのまにか私は妄想の彼氏に別れを告げていた。


そして一昨年、某ミュージカルに出会った。

子持ちでも何かに夢中になってもいいのか、推してもいいのかと建前をあれこれ考えたが、心はすでに決まっていた。


コロナ禍だから申し込めるチケットも1枚。

会話も無しだ。

一緒に行く人がいないのは変わらないのでコロナ禍が明けてもぼっち参戦だけれど。


そんな中推しと出会った。

ネット上を探しても大した情報が出ていない推しだったので古参を探した。情報入手のために。

同時にパブサで新規の同担と思われる垢に声をかけまくって現地で会った。

同担さんと推しについてきゃあきゃあ言っている時間はとても楽しかった。

これよこれ!私が求めていたものは!!

私が知らない推しがいるのが嫌な面倒くさいオタクなので、私が日程的に参加できない公演に行っている同担さんと比べてしまう自分も確かにいたけれど。

そこは家庭環境も違うしと自分を宥めた。

その同担さんは元同担となってしまったけれど、今でもたまに推しをみてくれたり私と話したりしてくれるありがたい存在だ。

現場に行く日が被ったから公演前にご飯に誘ってくれた古参さんもいる。

いつもいろんな過去話を教えてくださってありがたい。


私は同担拒否の人なのだろうか。

同担拒否が悪いとかではない。

同担ときゃっきゃするのが初めてだからどうしたらいいのかいまいちわからない。敵対したいわけではないんだ。

でも結果として例のマウント同担のことは見れないでいる。

推しの現場や配信で見かけた時に表面上当たり障りのない会話はできてもモヤモヤすると思う。

数ヶ月間毎日LINEしていたはずなのに。

根本的に合わないのは分かっていたけど、毎日続くやりとりの中で距離を取る機会を逸してしまった。

同担さんと推しについて語り合えることの方が私にとっては大きな事だったからその関係を続けた。


私が推しの元に戻るためには避けては通れないこの問題。

さてどうするべきか。

これに対処できなければ戻るに戻れないぞ。


昨日、見ないようにしていた推し配信を冒頭30分だけ見てみた。

私の贈った服を着て話している推しの姿があった。

なんで今それをチョイスしたかなと泣きたくなったのと同時にそういうとこだぞとも思う。

首から垂らした訳のわからないそれは何?似合ってないし服と合わないよ。それもプレゼント?

眉間にシワを寄せたまま配信を見ていた。

もっとニコニコしてみていたはずなのに。

距離を置いたことで熱が冷めたのかもしれない。

私推しがいなくても生きていけるじゃないって。


推しの元に戻ってもキャーキャーできるのか?


何より、流れてくるコメントを見るたびに「マウント同担のコメントっぽいなぁ」と気になってしまう自分が嫌だ。

こいつをなんとかせにゃいかん。

でないと同じことを繰り返してしまう。


余談だが、推しにハマった当初、Twitterをフォローした同担さんがいた。

「この垢は申し訳ないけど誰からのフォローも受け付けていないんです。外させていただきますね。ごめんなさい。」

推しのおすすめ作品の紹介コメントが添えられた丁寧なDMが帰ってきてフォローは外されていた。

この界隈はそういう事もあるのかと。当時は特になんとも思ってなくて、◯◯さんは密かに推す方なんだなぁ、お話ししたかったなぁ!って思ってたけど



あれは絶対に同担拒否!!!!!(確信)