これは希望的観測

思ったことをつらつらと

推しが結婚したオタクの結末

推しが結婚した

 

オタクとしては喜ばしいことだと思う

それはわかっている

けれど何故だろう、私は手放しでは喜べない

 

応援することと推すことは違う

奥さんのいる男性を応援することはできても

全力で推すことはできない

これが私の結論であり、私の中にある面倒くさい超えちゃいけない一線

 

 

これが結婚発表からずっと悩んで悩んで誰にも相談できず(私の周りは演劇に興味がなく、推しのことを話せる友達がいない)ネット界隈を徘徊して至った私の結論

 

結婚発表翌日に全ての通知を切り

その数時間後に推しへのフォローを解除した私の出した答え

 

 

私にとって推すということは簡単なことではない

子育てしながらフルで働き泊まり勤務もする

家のことは最低限しかしていないけど、その傍らで推し事をすることは実際問題かなりの労力を要する

子育てしながら働く、正直これだけで手一杯

家のことなんて後回しにするしかない

目に見えない準備なんて数え切れないくらいあるし、子供達の学校・習い事・行事・連絡・勤務予定・その他諸々、忘れることもしょっちゅうある

そこに推し事をねじ込む!

 

その労力を上回る「モノ」があるから推し事をしていられるんだけども

 

「結婚致しました」

この文字を見た時、「労力を上回るモノ」がどっかに飛んで行った

 

結婚発表を見たのは朝方

夜勤の貴重な休憩時間

2時間寝られたら御の字という貴重な休憩時間だけど、休憩時間しかスマホは開けない

毎日必ず投稿する推しなので毎晩その投稿を見るのを楽しみにしていたし、夜勤の休憩時間の楽しみでもあった

今日エイプリルフールだったっけ…?

一度は閉じたその画面をもう一度確認した

同担さんが怪しいと教えてくれていたその女性の名前が推しの署名の下に書いてあったから間違いじゃない

エイプリルフールなんかじゃない

推し個人のプライベートならまだしも、全力で推している人の結婚相手なんて知りたくもないし聞きたくもないわ

頭は回っていなかったからとりあえず寝て、起きてまた仕事に戻ったけど

「なんで??」

がずっと頭の中で回っていた

 

夜勤が終わって何かしなきゃとお祝いのメッセージを投稿して同担さんと元同担さんにLINEしたのは覚えてる

 

 

推しはみんなのものじゃないの?

結婚を発表したらファンがどう感じるか

みんながみんな祝福してくれると思ったのかな

あそこにいるファンなら大丈夫だと思ったのかな?

じゃあ私のこの感情は?悪い事なの?

みんなにも認めてほしい、祝ってほしいと思う推しの気持ちを誠意を踏みにじっているの?

いや、この業界の人なら結婚発表したことによってファンが減るかもしれないリスクは当然理解しているはず

 

そのリスク、承知の上で発表したの?

 

そのリスクに該当したのはどうやら私だけのよう(私調べ)

 

永遠の片思いする権利を提供してくれていたはずの推しからの強制終了宣告

「片想いしてくれていていいよ?ただし奥さんいるけど」と言われたようで酷く辛かった

奥さんがいるとわかっている人を全力で推すことはなんか…なんか違う気がする

既婚者だとわかっていて沼ったなら、それなりの距離感を持ってわきまえて応援するけど

全力で推していた人がある日急に既婚者になった場合は…?

今までの熱量で推せる…??

奥さんも同業だし理解はあるだろうけど、私だったらどう思うか?をどうしても考えてしまう

理解はしていてもいい気はしないのでは?

しらんけど

 

私は同担さん達と違って演劇が好きなわけではない

ただミュという媒体を得て、それにハマっただけのオタク

その演目の中で推しに出会って「板の上に立つ推しはを見ていたい」と思って追いかけているだけのオタク

推しがいなくなったらただミュを箱推しするだけのオタクに戻るだけ

推しと出会う前に戻るだけだ

 

推しを知ってしまった後では酷く虚しいけど

 

数日前、次の推しの仕事が発表された

いつもと違って少し大きめの、人気の俳優さんもチラホラ出ている、そんな感じ

最近は滅多に更新されないブログだったから通知切るのすっかり忘れてた

 

キャスト先行の期間がもうすぐ終わるけど、申し込んだ方がいいのか迷ってる

その時まで数日前から調整して、準備して、自分の休みを1日潰して行くほどの情熱と労力をかけられるのか

 

私は器用じゃないから推しを同時に持てない

推しは1人だけで手一杯の人なのだ

そこに全力を注いで生きてきた

今はそこを何かで埋めたくて仕方ない